乗鞍高原「一の瀬」のビュースポットを巡るハイキングコース

更新日: 2024年05月04日
偲ぶの池と乗鞍岳(2024年4月26日)
偲ぶの池と乗鞍岳(2024年4月26日)
一の瀬駐車場
この記事のコースのスタート地点となる無料駐車場です。
マップコードHR 405 360 889*48
緯度・経度 36.111297,137.627406

概要

乗鞍高原のビュースポットを巡るハイキングコースを紹介します。

一の瀬駐車場からスタートして、次のビュースポットを巡って、一の瀬駐車場に戻るコースです。

このコースを歩いた軌跡を地図に表示しました。

※ 軌跡は、GPSログで記録した位置情報の軌跡です。

コースタイム

コースタイムは、徒歩、約2時間。
コースタイムに休憩時間は含みません。
春から秋のコース(遊歩道)に雪がないときを前提にしています。

コースについて

この記事のコースは、一の瀬草原トレイルの次の区間を除いたコースとだいたい同じになると思います。

  • 乗鞍観光センター前の駐車場から一の瀬駐車場までの区間

下の地図に表示している歩いた軌跡には、あざみ池と女小屋の森を一周した軌跡が含まれています。
(軌跡は誤差などで不正確の可能性があります。)

実際にコースを歩くときは、地図とコンパスで現在地を確認しながら歩くのがよいと思います。

ビュースポットを巡る順番

この記事で紹介する順番とは逆に歩くと、大カエデ周辺からオソメジッケに向かって歩くことになり、乗鞍岳をだいたい正面に見ながら歩くことができるので、その順番もおすすめです。

コース上のトイレ

一の瀬駐車場のすぐそばにトイレ(しっかりとした建物)があります。

キャンプ場跡地のトイレは閉鎖されていて、「携帯トイレ専用トイレBOX」が設置されていました(2024年4月26日)。

コースを辿る

目印になるような場所でコースを区切って、10個の区間に分割しました。

区間ごとにコースを辿っていきます。

一の瀬駐車場からあざみ池

一の瀬駐車場を出発。

現地の案内板によると、一の瀬駐車場からあざみ池の入口付近までは「小梨の径(こなしのみち)」と呼ぶそうです。
あざみ池の入口までの所要時間は片道15分ほど。

「小梨の径」の舗装された遊歩道
「小梨の径」の舗装された遊歩道
キャンプ場跡地までは、あざみ池を一周する遊歩道を除いて、ほとんど舗装された遊歩道です。
あざみ池。南側のベンチ付近からの眺め。
あざみ池。南側のベンチ付近からの眺め。

あざみ池の入口に道標があります。
道標に従い、あざみ池方面へ進む。

すぐにあざみ池が見える。
水鳥(おそらくマガモ)が泳いでいる。

池の周囲を一周し戻る。

あざみ池に立ち寄らずに女小屋の森を目指してもいいと思います。

あざみ池からキャンプ場跡地

白樺が点在する開けた空間の向こうに乗鞍岳
白樺が点在する開けた空間の向こうに乗鞍岳

あざみ池を出発し、キャンプ場跡地を目指します。

舗装された歩きやすい道を進む。

少し開けた場所で乗鞍岳が見えた。

20分ほどでキャンプ場跡地に到着。

キャンプ場跡地から女小屋の森(めごやのもり)

キャンプ場跡地から舗装されていない遊歩道に入り、女小屋の森を目指します。

このあたり、針葉樹林の香りが漂っている。

ミズバショウ群落
ミズバショウ群落

ミズバショウの群落がいくつかあります。
遊歩道のすぐそばでミズバショウを観察できる場所もあります。

さらに少し歩くと、夜泣峠と女小屋の森への分岐に到着。
道標に従い「女小屋の森、オソメジッケ・わらび平」の方面へ進む。

女小屋の森を一周

「松本市特別名勝」標柱のある分岐
「松本市特別名勝」標柱のある分岐

「松本市特別名勝 ミズバショウ群落(女小屋の森)」の標柱がある分岐[A]に到着。

この分岐[A]から女小屋の森を一周するため、直進する。
女小屋の森の周回コースの途中にあるオソメジッケ方面への分岐[B]を通り過ぎ、女小屋の森の周回コースをすべて歩く。

女小屋の森を一周したあと、オソメジッケ方面への分岐[B]まで引き返す。

ミズバショウが咲く頃であれば、一周すると、より多くのミズバショウに出会えると思います。

下の地図に表示している軌跡は、分岐[A]から女小屋の森を一周して、分岐[A]に戻り、一周するために通り過ぎた分岐[B]まで引き返して、オソメジッケに向かう軌跡です。

女小屋の森からオソメジッケ

女小屋の森からオソメジッケへ向かう。

ほどなく森を抜ける。
丸太橋がかかる小川を越える。
だんだんと広々とした明るい場所になってくる。

わらび平の広々とした風景(右端に道標が写っています。)
わらび平の広々とした風景
(右端に道標が写っています。)

道標があった
道標にはオソメジッケまで0.1kmとある。
道標の「オソメジッケ」を指す方向に行く。

草地の踏み跡を進むと、オソメジッケ付近に到着。
数年前はオソメジッケに入れたのですが、入口が見つかりません。
オソメ池方面に進むと、案内板があり、オソメジッケは植生保護のため、立ち入り禁止と表示されていました(2024年4月26日)。

案内板には「オソメジッケ鑑賞ポイント」への方向も示されています。

オソメジッケ鑑賞ポイントでオソメジッケを眺めてから、オソメ池へ。

オソメジッケからオソメ池

低木がところどころにある広々とした明るい草地の踏み跡を進む。

針葉樹林の香りが風に乗ってくる。
後方に乗鞍岳が常に見えている。

このあたりは通り道が不明瞭と感じるかもしれません。

オソメ池に乗鞍岳が映る
オソメ池に乗鞍岳が映る

オソメジッケからゆるやかに下る草地の踏み跡を歩いて、オソメ池に到着。

オソメ池のすぐ近くの通り道に「オソメ池」、「どじょう池、まいめの池駐車場」、「わらび平・オソメジッケ、女小屋の森」をそれぞれ指す道標があるので、通り道を間違えていなければ、オソメ池の場所はわかると思います。

オソメ池からどじょう池

オソメ池からどじょう池へ向けて出発。

途中、大カエデへの分岐があります。
この分岐にも道標があります。

道標に従い、どじょう池へ。

車道(舗装路)には出ずに土の遊歩道を歩いて、どじょう池へ向かうことができます。

どじょう池と乗鞍岳
どじょう池と乗鞍岳

どじょう池に到着。

水鳥(おそらくマガモ)が泳いでいる。
旬のミズバショウが咲いていた。

池のすぐそばの遊歩道から眼の前に咲くミズバショウを観察できます。

どじょう池からまいめの池

どじょう池を出発し、まいめの池へ向かいます。
すぐに車道(舗装路)に出る。

車道を少し歩くと、一の瀬つつじ園の駐車場の脇からまいめの池へ通じる遊歩道があります。
車道を歩かずにまいめの池へ行くことができます。
一の瀬つつじ園の駐車場の入口に道標があります。

まいめの池と乗鞍岳。まいめの池の一番奥(南東)からの風景です。
まいめの池と乗鞍岳。
まいめの池の一番奥(南東)からの風景です。

まいめの池から偲ぶの池(しのぶのいけ)

まいめの池の周囲についている踏み跡に沿うように進み、偲ぶの池へ向かいます。
踏み跡ははっきりとわかります。
(まいめの池の南側には回り込めません。)

偲ぶの池はすぐそこです。

偲ぶの池
偲ぶの池

今回訪れたときは、偲ぶの池の水量が多く、乗鞍岳が水鏡に映っていました。

偲ぶの池から一の瀬駐車場

偲ぶの池を出発し、北西方向に進むと車道(舗装路)に出ます。

しばらく車道を歩くと、一の瀬駐車場へ近道できる遊歩道の入口があります。
そこから少し登って下ると一の瀬駐車場に到着です。
遊歩道の入口がわからなかったり、見過ごした場合は、車道を歩いて一の瀬駐車場に向かいます。

装備・持ち物

ハイキングの基本的な服装・装備をしたほうがよいと思います。

熊鈴などの熊よけ対策の装備はあったほうが安心です。

地図・コンパスもあったほうがよいと思います。
一の瀬駐車場から女小屋の森の区間は道標もあり、よく整備された遊歩道です。
まいめの池・どじょう池などの車道に近い場所も歩く道はわかりやすいと思います。

私は数年前に初めて大カエデからオソメ池・オソメジッケを目指して歩いていたとき、この踏み跡であっているのかなと、ちょっと不安になりました。
一度歩けば、迷うことはないコースかもしれませんが、歩いている現在地を把握する手段(地図・コンパスやGPS)はあったほうがよいと思います。

位置情報

この記事に関連する主な場所の位置情報の一覧です。

使い方

一の瀬駐車場
駐車場の近くにトイレがあります。
マップコードHR 405 360 889*48
緯度・経度 36.111297,137.627406
まいめの池駐車場
マップコードHR 405 360 523*46
緯度・経度 36.108046,137.625786
一の瀬つつじ園 駐車場
マップコードHR 405 360 137*55
緯度・経度 36.104262,137.626644
大カエデに最寄りの駐車場
マップコードHR 405 330 883*72
緯度・経度 36.102948,137.625770
あざみ池
緯度・経度 36.108411,137.621634
女小屋の森(めごやのもり)
緯度・経度 36.102368,137.612396
オソメ池
緯度・経度 36.101863,137.620625
どじょう池
緯度・経度 36.104088,137.625664
まいめの池
緯度・経度 36.106610,137.626877
偲ぶの池(しのぶのいけ)
緯度・経度 36.106791,137.626181
ページ先頭

トラックの再生

開始 終了
設定 戻る 再生 停止

トラックの再生は、GPSログの軌跡(注1)をスタート地点から色付けしていく機能です。
再生途中、チェックポイントなどに到着すると、マーカーを表示します。

トラックの再生手順
  1. [開始]ボタンを押します。
    チェックポイントなどのマーカーは非表示になります。
  2. [再生]ボタンを押します。
    チェックポイントなどに到着すると、その場所のマーカーが表示されます。

注1: GPSログの軌跡には、誤差があります。サイトのご利用にあたっての注意事項もご確認ください。

この記事に関連するビュースポット

乗鞍高原のビュースポット